【実践済み!】業者へ依頼せずに自分でエアコンを分解掃除する方法
夏の時季、エアコンを付けているとカビ臭さが鼻を突く時がありませんか?
それはエアコンの掃除が必要な頃合いです。
カビが生えたままのエアコンを使い続けると、せきやアレルギー、蕁麻疹や肺炎などの健康被害を受ける可能性があります。
また、真夏の時季を前にしたいざという時に故障しないようにするため、定期的なお手入れが必要です。
エアコン(壁掛け)の掃除は業者に依頼すると1台あたり1万円前後が平均的な相場です。
そこそこの出費になってしまうのですが、実のところ分解掃除は自分で掃除をしようと思えばできるのです。
専門的な技能や道具は必要ありません!
日用品とも言える道具類で掃除は可能です!
結論から言いますと、YouTubeにはエアコンの分解掃除の方法や特定機種のエアコンの分解を解説した動画などが投稿されています。
これらを参考にし、必要な準備をしておくことで業者へ依頼せずに自分でエアコンを分解掃除することができます!
エアコンの分解はそんなに難しくありません。
メーカーや製品によって分解の手順やネジの位置、外す時のクセなどの違いが若干ありますが、大筋は共通していています。
まずは使っている「エアコンの製品名 分解」で動画を検索して参考にすると良いです。
そこで自分で実際に分解出来るかできないかの判断基準にすることもできます。
目次
事前に準備しておくこと
・エアコンの周りを整理・養生しておくこと
エアコンの分解作業の際には部品を外すなどでゴタゴタします。
部品をどこかにぶつけて壊したり、うっかりネジを落として無くしてしまうようなトラブルや、作業の邪魔になりそうなものをできるだけどかしておく必要があります。
エアコンに溜まったホコリなどの汚れが周りに散る可能性もありますので、一番最初にやっておく必要があります。
エアコンの真下も新聞紙やシートなどを引いて落ちてくるゴミ対策をしておくと良いです。
・分解した部品を置けるスペースを確保しておくこと
外した部品の多くはプラスチック製のかさばる大きいものやネジなどの細かいものです。
ネジは無くさないように何かしらの入れ物に入れつつ、どこの部品のものかわかるようにしておく必要があります。
そして本体カバーなどの大きなプラスチック部品は狭い場所でうっかり踏んだり蹴ったりして壊さないように余裕のあるスペースを確保してそこに置くようにします。
エアコンのカバーは薄く、細身になっている部分もあるので、ポッキリ折らないように注意して扱う必要があります。
・お風呂場のシャワーを使えるようにしておくこと
部品の汚れ具合によっては水洗いが必要なものもあります。
予めお風呂場もスペースを確保してシャワーでいつでも水洗いできるようにしておくことをおすすめします。
・洗浄した部品を乾かせる場所を確保しておくこと
水拭きや水洗いした部品を風通しの良い場所などで乾かせるようにする必要があります。
ちゃんと乾かないまま組み直すとまたカビの生える原因になってしまいます。
ベランダや庭、玄関周りなどで乾かせるような場所を確保しておくことをおすすめします。
必要な道具
・プラス・マイナスドライバー
エアコンを分解するのに必要不可欠です。
・ぞうきん 2~3枚
水拭き用と乾拭き用(ホコリや汚れを軽く拭き取る用と水拭き後の水気を取る用の2つあると良い)で使い分けます。
・脚立
なるべく足場にゆとりのある物が作業しやすいです。
必須じゃないけどあると良い道具
・ハンディモップ
表面に溜まった埃を取り除くのに最適です。百均で売っているもので十分です。
・エアダスター
手が届かないエアコンの細い溝などに溜まった埃を取り除くのに適しています。
室内に埃が飛び散るので窓を開けて換気することをおすすめします。
・アルコールスプレーとティッシュ
カビが生えているエアコン内側(プラ部分)を除菌する際に使います。
・防塵マスク
エアコンの汚れの溜まり具合にもよりますが、埃に弱いアレルギー持ちの人は用意しておくと良いかもしれません。
これらを揃えておけばエアコンの分解掃除の準備は完了です!
エアコンを分解掃除する
主に外すパーツはカバー、フィルター、ファンの三つです。
カビが生えているのはファン(円筒状の部品)を囲う壁面のプラスチックなので熱交換器(薄い無数の金属板が並んでいる部品)まで取り外すことなく掃除ができます。
フィルターは分解するまでもなく普通に外せます。
早々に外して溜まった埃を綺麗に取り除きます。
メインとなる分解方法はYouTube動画などで自分が所有するエアコンの分解方法を参考に外していきます。
ネジを取ってカバーを外す時にも若干外す際に適度な力や外し方にクセがあったりしますので、壊さないように最初はあまり力み過ぎずに様子を見ながら力加減して外すことをおすすめします。
カビはカバー内側とファン、本体内側に付着し、熱交換器には主に埃が溜まっています。
外したカバーとファンを雑巾で水拭きしたり、汚れをシャワーなどで洗い流します。
これは実体験の余談なのですが、外したカバーを洗う際、内側に付いていた発泡スチロールの保護材が剥がれかけていたので一度外してみたところ、その空洞になっていた内側がなんとゴキブリの潜伏場所になっていました…。
奴は不在でしたが、中は糞まみれだったので即座にシャワーで洗い流しました。
エアコンの外観ではそんな形跡が全く見受けられなかったので、本当に面食らいました…。
外のドレンホースから侵入するという話は予てより聞き知ってはいましたが、まさか本当だとは思いもしませんでした…。
後日、ドレンホースに百均の防虫キャップと目の細かい防虫ネットの切れ端をホースの口に結束バンドで固定して侵入防止対策をしました。
汚れが取れたら乾いた雑巾で軽く乾拭きして外や風通しが良い場所で乾かします。
可能ならアルコールスプレーを染み込ませたティッシュで拭いて除菌をしておくと良いです。
除菌をすれば掃除後のカビの臭い消しも期待できます。
エアコン本体の汚れは脚立で登って掃除します。
エアコン本体をアルコールで除菌をする場合、スプレーをエアコン本体に直接吹きかけると熱交換器などの金属部分が腐食する可能性がありますので、プラスチック部分のカビが生えていた箇所をアルコールを染み込ませたティッシュなどでピンポイントで拭くと良いです。
熱交換器に溜まった埃はハンディモップや乾いた雑巾で拭き取ります。
エアダスターで溝に溜まった埃を吹き飛ばすのも効果的ですが、室内に埃が散るので注意して行って下さい。
掃除が完了して、各部品が乾いたら元の分解方法を逆上って組み直します。
ホースの接続にご注意下さい。ちゃんと繋がっていないと水漏れします。
完了後は15~30分ほどエアコンを動かして問題がないかを確認します。
パーツが噛み合わずに異音やホースの水漏れなどがあればもう一度カバーを外して手直しする必要があります。
問題なく動けば後片付けして分解掃除は完全に完了です!
可能なら一年に一回、夏の時期前後の春~秋ぐらいの自分がエアコンを使わない時季が良いと思われます。
大体2~3年ぐらい掃除をすっぽかすとエアコンの内部はカビだらけになってしまいます。
エアコンがカビ臭くなる頃には掃除にそれなりの手間も必要になってきますので、そうなる前に掃除をしておくことで毎年快適にエアコンを利用することができます。
やり方さえ覚えれば業者要らずで掃除ができます!
是非参考にしてみて下さい!