【防犯・防災の備えにも!】家の鍵と一緒に付けた方が良いおすすめアイテム
近年、国際情勢の不安定化や地震や大雨などの自然災害の頻発化で国内の防災意識が高まっています。
私自身も予てより金銭的余裕がある度に防災用品を少しずつ買い揃えてきましたが、昨今は買い始めた頃よりも格段に値上がりしてきています。
そのため、「今度はあれ買おう」みたいな予定もいくつか見合わせ状態になっています。
今回はもう少し身近で簡単に用意ができる家の鍵に出来る防犯・防災の備えを紹介したいと思います。
家の鍵と一緒に付けておいた方が良いもの
鍵と一緒に付けておいた方が良いアイテムは主に三つあります。
緊急用ホイッスル
外出先で大きな地震や事故に巻き込まれて身動きが取れなくなってしまった時などに自分の存在を救助者に知らせるためなどで役に立ちます。
また、不審者に襲われそうな時の防犯ブザー代わりにもなります。
笛の頭部分がキャップになっており、自分の名前や住所、緊急連絡先などを記載したIDカードを封入できるようになっているので、自分が意識不明の状態になった際にも警察や救急が身元をすぐに確認することができます。
携帯性に優れているので、肌身離さず持ち歩く家の鍵などと一緒に付けておくことでいつでも使えるようにしておくことをおすすめします!
鈴付きキーホルダー
鍵を落とした時やカバンの奥に紛れ込んだ時など、鈴の音を手掛かりに探すことが出来ます。
百均でも自転車用品売場などで売られております。
キーホルダー名札
名札に自分の名前と携帯番号などを記載しておきます。こうすることで万が一鍵をどこかに落としてしまった際、拾ってくれた方が連絡をくれたり、交番に届けてくれる可能性があります。
蓄光タイプの名札なら暗い夜道で鍵を落としても発光することで見つけ出せる可能性があります。
持ち主確認だけでなく目印の代わりにもなって一石二鳥です!
鍵に名札を付けるメリット
道を歩いている時、誰かの落とし物を見た覚えはありませんか?
そういった物が持ち主の元に戻れる可能性は正直に言って低いです。
落とし物を律儀に交番まで届けてくれる人はそんなに多くありません。
特定の誰の物かわかりにくいな物(市販の小物や傘など)は尚更です。
昔、こんなことがありました。
ある日私が自転車に乗ってスーパーに買物へ行っていた時です。
ふと足元に何かが見えました。
気になって一度自転車を止めて振り返ってみると道の真ん中にスマホが落ちていたのです。
壊れたスマホの残骸などではなく、誰かが普段使っていそうな状態のスマホでした。
見つけてしまった手前、これは拾うべきか?と悩んでいると、同じように自転車に乗っていたお姉さんがスマホに気付いて拾っていました。
周囲をキョロキョロ見ていたので持ち主を探してみたのでしょう。
まぁ、拾ってくれたなら後は上手くやってくれるだろうと思い、私はそのままスーパーに向かいました。
そして買い物のレジ待ちでふと思い出す「そういえばこの近くに交番ってないから行くならかなり面倒だよなぁ」と。
その場所から最寄りの交番は街の中心から外れた位置にあり、そこに自宅や用事でもなければまず行く気がしません。
だからなんとなく予感がしながら帰り道、スマホが落ちていた場所の縁石の上に、そのスマホは案の定置かれていました。
「やっぱりな~」と思いつつ私はスマホを拾い上げ、隣の地区にある交番まで自転車を漕ぎました。
スマホの外観からして明らかに若い女の子が愛用していそうなきらびやかな装飾やストラップが付いていたので、心無い誰かに悪用されてしまうのが不憫に思えてしまう自分の良心の呵責に大人しく従うことにしました。
交番に届けてお巡りさんからお礼を言われて帰宅した2時間後ぐらいに持ち主の若い女の子からお礼の電話を頂きました。
(やっべ、このスマホで女の子と通話するとか何年ぶりだよ…(ーー;)ってな感じに無駄に緊張してました笑)
まぁ何が言いたいのかと言いますと、ひと目でわかる身元を示す要素がないと落とした時に交番に届けて貰い辛いってことです。
場所と交番との距離にもよりけりな部分もありますが、持ち主がひと目でわかるだけで勝手は多少なりとも変わってきます。
特に鍵はスマホよりも落とし物としては注目され難いです。
その場の道の隅やブロック塀の上などに置かれて終いです。
誰のものかもわかり難いものをわざわざ交番まで届ける気にならないだと思います。
しかし鍵に名前と連絡先が書かれた名札が付いていると印象が変わってきます。
持ち主と連絡先がすぐにわかると、すぐに解決できる見込みがあるので持ち主も拾い主も警察もトリプルでウィン・ウィン・ウィンです。
身元がすぐにわかることの重要性
自分の身元がすぐにわかるようなものを身に着けておくことってそんなに大事なことなのか?といった感じに実感があまり湧かないと思います。
しかし外出する際には何かしら身元がわかる身分証の類は持ち歩いておくことは必須だと私は思うようになりました。
またまた昔にあったお話です。
これは私が以前在職していた会社で起きたことです。
ある夜勤の社員が日付も変わった雨が土砂降りの深夜に自動車を運転していました。
そして交差点で歩行者を轢いてしまいました。
運転していた社員は慌てて警察と救急車と会社に連絡して適切に対応しましたが、被害者は意識不明が続いた数日後に亡くなりました。
この事故は当初、運転していた社員に警察は信号無視の容疑を掛けていましたが、ドライブレコーダーで確認したところ、道路は四車線、法定速度は60キロ、深夜でしかも雨が土砂降りで視界も悪い。
その被害者はそんな中を信号無視で渡っていました。
車の信号は青だった上、社員は視界の悪さを考慮して法定速度よりも遅い速度で走行していました。
それらの条件が功を奏して6:4で歩行者側に責任があるという死亡した交通事故にしては極めて稀な結果となりました。
(ドラレコ見れば一発でわかるのに警察は社員に対してかなり威圧的に信号無視したんだろ!?と迫ったらしく、社員がもしかしたらそうかもしれません…とすっかり萎縮してしまったのが可哀相だったと上司が語っていました…)
で、話の本題は実はここからなのですが…
その被害者は身元を証明するものを何も持っていませんでした。
恐らく近所のコンビニへ行こうとしていたのか、服装はかなりラフな格好で近隣住人であることは予想できたものの、持ち物は財布だけで、免許などの身元がわかるものが何もなかったそうです。
数日経っても親族等の関係者から捜索願もなかったので単身世帯であると予想され、警察は近隣住民をしらみ潰しで調べることになったそうです。
近隣とはいえ捜索は難航し、ようやく身元が判明したのは事故から半年以上経過した頃だったそうです。
身分証一つ無いだけでここまで時間と労力を割いてしまうのです。
私はこれを上司から講習会の一環で聞き知った話なのですが、自分の職場で起きたことと考えるとどうにも他人事ではいられず、昨今の地震などの自然災害等への備えも兼ねて独自に対策を考えるに至りました。
こういった感じに小さな物からでも思わぬ災害やトラブルに巻き込まれてもある程度は自力で対処できるような備えをしておくことをおすすめします!