【オフィスチェア】新モデルのエルゴヒューマンを使ってみた


私は昨年、壊れた椅子を新調するために新モデルのエルゴヒューマンを購入しました。
ここでは前の壊れた椅子と、新モデルのエルゴヒューマンを買ったことについて紹介したいと思います。

エルゴヒューマンとは

台湾のオフィスチェアメーカーです。人間工学を基にしてデスクワークに適した設計で腰に負担が掛かりにくい座り心地の良さに定評があります。
日本国内でも輸入販売されており、家具屋やホームセンターなどでも展示販売されている時があります。
価格は全体的にお手頃ではありませんが、仕事用でも趣味用でも愛用しているユーザーは日本でも数多いです。
かく言う私自身も愛用しております。

出典元:エルゴヒューマン公式サイト

エルゴヒューマンは2005年創業以来の18年間、製品のモデルチェンジを行っていませんでしたが、2023年8月にとうとうフルモデルチェンジを行いました。
従来型が抱えていた欠点の改善や機能を拡張したものになります。
私は前モデルから使用しておりましたが、後に経年劣化で壊れてしまい、買い替えを検討していた矢先にモデルチェンジの告知を見て新モデルのエルゴヒューマンを購入しました。


しかし、購入を検討するに当たって、気になることがありました。
それは前モデルのエルゴヒューマンが壊れた箇所の強度です。

旧来型のエルゴヒューマンの欠点について

以前のエルゴヒューマンが壊れた当時、私は大きなミスを一つ犯していました。
それはエルゴヒューマンを中古で買ってしまったことでした。
エルゴヒューマンは製品のパーツ交換や修理などには購入した時の領収書が必要になります。
私は目先の安さに釣られて中古で買ってしまったため領収書がなく、修理依頼が叶いませんでした。
まぁそのお陰で新モデルを購入するきっかけにもなりましたが…^^;
そこでもう修理ができないことをいいことにどこが壊れたのかを分解して調べることにしました。

壊れた箇所は背もたれです。
オフィス・ゲーミングチェアなどによくあるリクライニング機能が壊れたことで背もたれが後ろに下がったまま戻らなくなったのです。
ネットでも調べたのですが、当時同じ壊れ方をしたユーザーの方がブログなどでその症状を紹介していました。
これは背もたれと座面を繋ぎ合わせる軸の破損が原因でした。
壊れた箇所を実際に自分も分解して確認しました。
エルゴヒューマンの座面と背もたれは、繋ぎ合わせる箇所の両サイドを各2本のボルトで固定していました。
サイズで言うとかりん糖ほどの太さと大きさのボルトが2本ずつです。
それらが経年によってまるで電ノコで切断したかのように綺麗に断裂していました。
正直なところ、最も負担がかかる箇所に用いるには脆弱過ぎる印象がありました。


同じ不満を漏らしているユーザーは調べていた時に何人か見かけました。
それでも私の場合は購入して壊れるまでほぼ10年ちょっきし持ち堪えてくれましたので、まんざら悪くはないのですが、それ以外のパーツはキャスターの劣化以外では特に問題もなかったので若干惜しい気もしました。

新モデルのエルゴヒューマン購入前に確認したこと

当初、新しい椅子を買うに際してまたエルゴヒューマンを買うかどうかも悩みました。
10年持ったとはいえ、基幹部とも言える箇所の作りの甘さが否めず、また同じ原因で壊れる可能性があったからです。
そうして他社の椅子も候補に入れてみようとした矢先にエルゴヒューマンのモデルチェンジの告知を知りました。
告知内容には色々と改良を加えているようなことが書かれていましたが、私が知りたい強度の部分については設計を見直した程度のことしか記載されていなかったため、具体的にどうなっているのかはわかりませんでした。

そこで、エルゴヒューマンの輸入販売を扱い、モデルチェンジを告知した関家具さんに問い合わせてみることにしました。
ちょうどそのページにはエルゴヒューマンに関するお問い合わせも設けてあったので好都合でした。
問い合わせた数日後には返答が来ました。
「詳細を確認しますのでしばらくお待ち下さい」とのことでした。
そして後日返答が来ました。
内容は「改良されてスムーズにリクライニングが出来ます」といった抽象的な内容のものでした。
改良されたというのはわかっているのであって、私が不安に思っている箇所がちゃんと改良されているのか?という事が知りたくて詳細に書いたつもりなのですが、思いの外拍子抜けする短文で返ってきました。
こりゃ期待できないかな…と、思って改めて他社の椅子も探すことにしました。
するとまた後日、また関家具さんから返信が来て「申し訳ございません、また改めて確認してご連絡致します」とのことでした。
一応言っておきますと、前の回答に対して私はクレームどころか返信も一切していません。
向こうが遅ればせながらも自発的にこちらの意図を汲んでくれたのだと思われます。
前回のやり取りが1~2日程度で返事が来たのに対し、今回は返事が来るまでに5日ほど掛かりました。

内容は「ボルトは背面連結パーツと基盤の固定ボルトに変わることになり、両サイドに2本のボルトで固定していた従来モデルに対して新モデルからは1本の連結バーで固定するように改良し、1本にすることによりボルトが破断するリスクもなくなり、ボルトによる異音問題も解消しております」といった感じに私が知りたかったことをちゃんと回答してくれました。
要するに、新モデルは座面と背もたれの接合部を一本のバーで貫通・固定しているということです。
この話を聞いて納得できました。
少なくとも、以前のような壊れ方のリスクは大幅に軽減できたと判断しました。
関家具さんにお礼の返事を送った後、発売前だった新モデルのエルゴヒューマンを公式販売サイトで予約開始と同時に予約しました。

新しいエルゴヒューマン買って1年が経った感想


新モデルのエルゴヒューマンを購入して1年の節目を迎えました。
この記事を書いている今も使い続けています。
使い心地は良好です!
…というか、座り心地に関しては前モデルと大きな差異はありません。
全体的に耐久性や調節関係の向上・合理化が成されたといった塩梅です。
座って直に感じ取れるようなものではありませんね^^;

前傾姿勢をサポートする座面チルト機能がプロタイプ以外にも備わって共通化したそうですが、私は以前使っていたモデルもプロタイプなので当時から座面チルト機能はしっかりと使っていたため、馴染みのあるいつもの機能!って感じです。
座面も背もたれも通気性に優れたメッシュなので夏場も蒸れずに使うことが出来るのは喜ばしいです。
思えば前モデルも10年間使っていてもメッシュが部分的でも破れるようなことはほとんどありませんでした。
各パーツ単体での耐久性は元から優れているのは改めて実感します。
何より長時間の作業で座っていても身体に負担がないのが良いです!

前モデルは10年持ちましたが、新モデルはもっと持つのではないか?と思われます。
今度は公式サイトで注文して領収書等もちゃんと保管しているのでアフターケアの備えも万全です。
修理等のサービスを受けるなら、エルゴヒューマンはちゃんとメーカーで購入することを推奨します。
お値段は張りますが、座り作業が多い人にはエルゴヒューマンはおすすめです!
自分の健康も買っていると考えると価格の高さも納得がいく品質です!
店頭で見かけたら是非一度お試しに座って確かめてみて下さい!

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